ベトナム・フィリピン・インドネシア・ミャンマー…介護現場に合うのはどこの国?国民性と特徴を比較

「初めて外国人介護士を採用するけれど、国によってそんなに違うの?」
「うちの施設の雰囲気に合うのは、どこの国の人だろう?」
外国人採用を検討する際、真っ先に上がるのが「国籍」の悩みです。
もちろん、最終的には「個人の資質」が最も重要ですが、国ごとの宗教観、家族観、これまでの教育環境によって、現場での「立ち振る舞い」や「強み」に明確な傾向があるのも事実です。
今回は、現在の日本の介護現場を支える主要4カ国の特徴を、現場目線で徹底比較します。
1. 主要4カ国の「国民性と介護への適性」比較表

| 国名 | 主な宗教 | 特徴・強み | 日本語習得 | 介護への向き不向き |
|---|---|---|---|---|
| ベトナム | 仏教(無宗教多) | 勤勉・学習意欲が高い | 早い(漢字に強い) | 技術習得が早く、テキパキ動く |
| フィリピン | キリスト教 | とにかく明るい・陽気 | 会話が社交的 | レクや会話が得意。認知症ケアに◎ |
| インドネシア | イスラム教 | 穏やか・礼儀正しい | 比較的スムーズ | 高齢者敬愛の精神が強い。丁寧なケア |
| ミャンマー | 仏教 | 誠実・献身的・奥ゆかしい | 早い(文法が似ている) | 辛歩強く、日本人の感性に非常に近い |
2. 各国の詳細プロフィール:現場での「あるある」

① ベトナム:上昇志向が強く、即戦力になりやすい
現在、日本で最も多いのがベトナム人です。
- 強み: 手先が器用で、処置や手順を覚えるのが非常に早いです。漢字の学習にも意欲的。
- 注意点: 非常にハングリー精神が強いため、給与や評価の透明性を求めます。
- 合う施設: 忙しい現場、テキパキと効率的に業務をこなしてほしい施設。
② フィリピン:コミュニケーション能力は世界NO.1
ホスピタリティ精神(おもてなし)が国全体に浸透しています。
- 強み: 入所者様への声かけが自然で、場を明るくする力があります。英語が堪能な人も多いです。
- 注意点: 陽気な反面、細かい記録業務や時間厳守の徹底には丁寧な指導が必要です。
- 合う施設: レクリエーションを重視する施設、認知症ケアに力を入れている施設。
③ インドネシア:高齢者を「家族」のように大切にする
世界最大のイスラム教国ですが、非常に穏やかで親日的な人が多いです。
- 強み: 宗教的に「年長者を敬う」文化が根付いており、介助が非常に丁寧です。
- 注意点: 礼拝(1回5分程度)や食事(豚肉・アルコールNG)への配慮が必要です。
- 合う施設: ゆったりとした時間の流れる施設、丁寧な身体介護を求める施設。
④ ミャンマー:日本人が「どこか懐かしい」と感じる誠実さ
今、介護業界で最も注目されているのがミャンマーです。
- 強み: 敬虔な仏教徒が多く、徳を積む(徳行)として介護を捉えます。文法が日本語と似ているため、会話の上達が驚くほど早いです。
- 注意点: 控えめで自分の意見を言わないことがあるため、上司からこまめに声をかける必要があります。
- 合う施設: チームワークを重視する施設、日本的な「阿吽の呼吸」を大切にしたい施設。
3. 結局、どこの国を選けばいいの?

結論から言うと、「今の現場に足りないピース」で選ぶのが正解です。
- 「現場が暗い、活気が欲しい」 → フィリピン
- 「とにかく正確に、早く仕事を覚えてほしい」 → ベトナム
- 「入所者様に寄り添う、優しいケアを追求したい」 → ミャンマー・インドネシア
また、「同じ国籍を2名以上」で採用することをお勧めします。一人きりだと孤独で辞めてしまうリスクがありますが、同郷の仲間がいれば定着率は格段に上がります。
4. まとめ:国籍よりも「受け入れ側の理解」
どの国の人であっても、「日本の介護を学びたい」という志を持って来日しています。
国ごとの特徴を知ることは、彼らの背景を尊重し、不要な誤解を防ぐための第一歩です。
弊社では、各国の送り出し機関と提携し、貴施設の理念や雰囲気に最もマッチする国籍・人材をご提案しています。「まずは各国の候補者の動画を見てみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


